アイウェア専科のハイクオリティなフリーマガジン「V MAGAZINE JAPAN」

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ファッションとして、プロダクトとして、アートとして、様々な角度からアイウェアを取り上げる、メガネ専門のフリーマガジン「V MAGAZINE JAPAN」。こちらは香港で10年以上発行を続けているアイウェア雑誌「V MAGAZINE」の日本版として創刊し、2017年よりフリーペーパー化。日本全国のメガネショップで1万部以上配布されているそうで、日本の眼鏡関係の紙媒体の中では最も多い発行部を誇っているという(同誌調べ)。

 発行はアイウェアの新作が発表となるタイミングに合わせ、春と秋の年2回。同誌は「VOS」という小売店向けのアイウェア展示会を毎年春に主催していることもあり、エンドユーザーのみならず、アイウェア業界全体に影響力を持っており、BtoCとBtoCを意識した編集を心がけているそう。

 A4サイズ48Pという、フリーペーパーとしては豪華な仕様も「V MAGAZINE JAPAN」の魅力になっている。

アイウェア初心者でも興味が持てる内容に

 フリーマガジンだから中身はコマーシャルだらけなのでは?と思われそうだが、V MAGAZINEは違う。同誌は、毎号特集を決め、それに沿った記事を組む。例えば、この春に頒布されたvol.5の巻頭特集は「音楽とアイウェア」。今回はSEKAI NO OWARI のNakajin を表紙に起用し、彼の眼鏡観がわかるインタビューが掲載された。

 メガネ専門誌というと、どこかマニアックな世界が展開されるイメージがあるが、表紙に芸能人を起用することでそういったイメージを払しょくする狙いもあるのだろう。ちなみに、最新号はアーティストの人気が手伝って、全国のメガネショップで品薄状態になっているとか。

 編集長曰く「アイウェアは人の顔に乗ってこそ初めて意味を為す」。メガネやサングラスを単体で紹介するにしても、そのものが“どんな”ものかというより、“どのような印象を作ってくれるか”に重きを置いて、かけた時の顔を想像させたいのだという。そのためメガネを着用した人の写真や、コーディネートを紹介するスナップページも豊富に用意されている。

 その中には、芸能人の愛用メガネをイラストで紹介するページもあれば、一般人のリアルな着用例を紹介するページなどもあり、自分のメガネ選びの参考にもなりそうだ。

 読者のターゲットはすべてのメガネユーザー。vol.5では「女性目線のメガネ選び」と題して、メガネに抵抗を持っている女性たちにもアプローチし、メガネの種類による印象の変え方やメイクとのマッチング、老眼鏡選びについても言及している。

 店頭から持ち帰って読みたくなるフリーマガジン。それほど深い知識もなく、普段からアイウェアにそれほど興味を持っていない人でも、V MAGAZINEを手に取れば視野が広がること間違いない。

Infomation

「V MAGAZINE JAPAN」
Web:http://vmagazine.jp/

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